News Releaseニュースリリース
2019スマートストレージ「セキュアオブジェクトプラン」の提供開始について~デジタル変革を推進する「活かせるデータ」の新たな持ち方を提案~
2019年9月18日
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:白波瀬 章、以下、NTTスマートコネクト)は、クラウド型ストレージサービス 『スマートストレージ』の新たなプランとして、オンプレミスやパブリッククラウドからの閉域接続、月額固定料金制などの特長を持つ「セキュアオブジェクトプラン」(以下、本プラン)を提供開始します。
スマートストレージは、本プランを加え、オンプレミスやパブリッククラウド、多様なデバイスから生成される膨大なデータをセキュアかつ高速に共有できるデータ流通プラットフォームとして、お客さまのビジネス拡大に貢献していきます。
1.背景
企業のデジタルトランスフォーメーションが進むにつれ、従来の構造化データに加え、動画・音声・ログといった大量・大容量の非構造化データが生成され、新たなビジネスへの活用が検討されています。
現在、非構造化データの分析や可視化のサービスとして、パブリッククラウドの利用が増えており、その格納先としてオブジェクトストレージ※1が一般的となっています。
一方、データ活用が進む中で、個人情報などの守るべき大切なデータや大容量データの取り扱いに対し、セキュリティの確保や高速処理性能が求められるようになってきました。データの情報漏洩を避けるため、一部の企業は自社内にオブジェクトストレージやデータ処理基盤を構築・運用しています。しかし、多くの企業で設備投資や維持管理等が導入障壁となり、データの活用を見送る企業も少なくありません。
このような状況を踏まえ、NTTスマートコネクトはパブリッククラウドサービスのデータ分析基盤を活用しながらもデータのセキュリティと性能要件を満たすオブジェクトストレージを実現するため、本プランの提供に至りました。
※1:オブジェクトストレージとは、オブジェクト(ファイルなど)単位でRest API(RESTful API)によるデータの出し入れが可能なストレージです。バックアップ、アーカイブ、動画などの非構造化データの保存に適しています。
REST API(RESTful API)とはWebサービスを外部から利用するための呼び出し規約(API)の一つです。HTTP通信でやり取りするため、OSに依存せず様々なアプリケーションやサービスとの連携が可能です。
2.プランの特長
本プランはRest API (Amazon S3互換)のインターフェースを持つオブジェクトストレージです。 高い堅牢性、保存可能容量無制限、広帯域送受信(最大10Gbps)、コントロールパネル(アップロード・ダウンロード操作)など一般的なオブジェクトストレージサービスの機能に加え、以下の特長があります。
①ハイブリット・マルチクラウド※2のデータ流通をより安全、高速に実現
本プランへの接続には、お客さま拠点からのプライベート接続、またはAWS・Microsoft Azureなどのパブリックサービスからのダイレクト接続※3によりご利用いただけます。これによりサイバー攻撃に伴うリスクを最小化しながら大容量・低遅延のセキュアなデータ流通を実現します。より強固なセキュリティ対策が必要なお客さまは、セキュリティ装置によるマルウェア対策機能※4や、専用型オブジェクトストレージ※5などのラインナップもご選択可能です。
※2:ハイブリットクラウドとは自社ITシステムとパブリッククラウドを組み合わせて利用する形態をさし、マルチクラウドは複数の異なる事業者のパブリッククラウドを利用する形態をさしています。
※3:マルチクラウドへのダイレクト接続には、マルチクラウドに閉域で接続できるサービス「クラウド クロス コネクト」の申し込みが別途必要です。
※4:通信やデータを検閲し、不正アクセスやマルウェアの設置などのサイバー攻撃から保護します。本機能はオプション(有償)となります。
※5:専用型オブジェクトストレージのご利用には、お客さま専用ストレージをプライベートクラウドサービスとして提供する「プライベートプラン」を申し込みください。
②ストレージコストの削減(月額固定料金制の採用)
本プランは月額固定料金制を採用しており、データ保存容量に応じた課金を行います。データ転送量や処理数等による課金は発生しないため、サービス利用に伴う想定外の支出の心配はありません。また、マルチクラウドへのセキュアな接続もクラウド クロス コネクト※6で安価に実現し、セキュアなデータ活用をリーズナブルに実現できます。
※6:クラウド クロス コネクトは複数のパブリッククラウドとダイレクト接続できるサービスです。
③オンプレミス(ネットアップのストレージ)から簡単クラウドアーカイブを実現
本プランのオブジェクトストレージはネットアップが提供する「StorageGRID」を採用しており、ネットアップが提供するストレージOS「ONTAP」のコールドデータ※7を低コストで利用でき、セキュアなオートアーカイブを容易に実現します※8。これにより、お客さまが所有するストレージ設備において、ホットデータ※7の収容効率を高め、合理的な利用が可能となります。
※7:コールドデータとはアクセス頻度の低いデータをさし、ホットデータとはアクセス頻度の高いデータをさします。
※8:ストレージOS「ONTAP」をベースとするオールフラッシュストレージやONTAPクラウドとオブジェクトストレージをFabricPool機能で連携し、アクセス頻度に応じたデータの自動階層化を実現します。
<こんなお客さまにおススメです>
・クラウドサービスを利用して機密データを安全かつ高速に分析したい。
・カメラなどIoTデバイスの動画や画像ファイルをプライベートな環境で保存したい。
・災害対策のためにデータをセキュアかつ安価にバックアップ/アーカイブしたい。
・クラウドへバックアップしたデータの急な利用やクラウドアプリケーションの動作不全により発生するオブジェクトストレージサービスの想定外の支出を避けたい。
・導入したネットアップのオールフラッシュストレージの使わないデータを安く簡単にアーカイブさせたい。
3.提供開始予定日
2019年11月(予定)
4.プランと料金
サービス提供前に別途お知らせ予定です。
5.サービスサイト
スマートストレージ https://storage.nttsmc.com
6.エンドースメント
◆ネットアップ合同会社様
この度、NTTスマートコネクト様のスマートストレージ「セキュアオブジェクトプラン」のリリースを心より歓迎いたします。スマートストレージ「セキュアオブジェクトプラン」にご採用いただいた弊社のオブジェクトストレージ「StorageGRID」はIoT/M2Mを想定したビックデータを安価に保存するのに適した次世代オブジェクトストレージとして、これまで多くの企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートして参りました。
今後はNTTスマートコネクト様のセキュアなデータ流通プラットフォームと弊社のハイブリットクラウド時代のデータ管理を最適化する「データファブリック」によって、より効率的でスピーディな企業経営の支援を行ってまいります。
ネットアップ合同会社 代表執行役員社長 岩上 純一 |
*AWS、Amazon S3は、米国その他諸国における、Amazon.com,Incまたはその関連会社の商標です。
*Microsoft Azureは、米国Microsoft Corporationの、米国およびその他の国における登録商標はまたは商標です。
*NetApp、NetAppのロゴ、https://www.netapp.com/jp/legal/netapptmlist.aspxに記載されているマークは、NetApp, Inc.の商標です。
【本件に関するお客さまからのお問い合わせ先】
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
クラウドビジネス部
東、秋田
TEL: 06-6147-5194
E-mail: cloud_info@nttsmc.com
【報道機関からのお問い合わせ先】
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
経営企画部 / クラウドビジネス部
水口、平岩 / 東、秋田
TEL: 06-6147-5091
E-mail: pr@nttsmc.com
※電話番号をお確かめのうえ、お間違いのないようお願いいたします。
※ニュースリリースに記載している情報は、発表日時点のものです。
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2019年11月12日(火)追記
本日よりサービス提供開始します。
詳細はお知らせ、または『スマートストレージ』サービスサイトをご参照下さい。
【お知らせ】
スマートストレージ「セキュアオブジェクトプラン」の提供開始、及びサービス品質保証制度(SLA)の制定について