News Releaseニュースリリース
2000エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社の設立について
2000年2月24日
西日本電信電話株式会社
NTT西日本は、インターネットに代表されるデジタルネットワークが作り出す「情報流通市場」において、膨大な量のコンテンツやアプリケーションを効率的に配信する「情報流通のサポート」と「お客様の新たな情報流通ビジネスの創出」という情報流通革命の一翼を担うことを目的にデータセンター事業会社「エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社」(以下、NTTスマートコネクト)を平成12年3月に設立します。
具体的には、NTTスマートコネクトのセンター内に高速ネットワーク環境を構築し、プラットフォームからアプリケーションまで統合的にサービスを提供していきます。
新会社の概要は以下のとおりです。
1.新会社の概要(設立時)
(1)
社名 エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
(英文名:NTT SMARTCONNECT CORPORATION)(2)
設立 平成12年3月1日(予定)
(3)
サービス開始日 平成12月4月1日(予定)
(4)
本店所在地 大阪市北区堂島
(5)
資本金 3億円
(6)
資本構成 NTT西日本 100%
(7)
役員構成 代表取締役社長 伊藤 彰敏 (予定)
他 取締役4名(うち常勤1名)、監査役1名(8)
社員数 15名
(9)
事業形態 電気通信事業法に基づく一般第二種電気通信事業
2.事業概要
(1)ハウジングサービス無停電電源、空調管理、耐震設計とセキュリティを完備したセンター内のスペースをお客様に提供し、そこに設置されたお客様のサーバ等のネットワーク機器の維持、管理を行ないます。主に想定されるお客様は、コンテンツプロバイダー(以下、CP)、アプリケーションプロバイダー(以下、AP)、インターネットサービスプロバイダー(以下、ISP)等です。
(2)コネクティビティサービス
ハウジングサービスをご利用のCP、APなどのコンテンツ事業者とISPなどのネットワーク事業者をNTTスマートコネクトの高速ネットワークにより、高速で接続できるようにします。これにより、CPやAPのニーズに合わせたスムーズな情報配信を実現します。
(3)ホスティング事業
ソフト開発事業者やシステム運用会社あるいはNTTスマートコネクトが、センター内に設置したサーバやアプリケーションソフトの機能をネットワークを通じて提供します。
お客様は月額のリーズナブルな利用料を負担するだけで自前のサーバ等の設備機器やパッケージソフトを買いそろえることなく、最新のハード・ソフトが利用可能となります。
サービス開始当初に提供予定のサービスは以下のとおりです。
<1>Web/Mailホスティングパッケージ
ホームページを利用して情報発信したり、メールを利用することの多いインターネット利用者向けに、信頼性が高く大容量のサーバのディスクスペースの提供やお客様が希望される独自ドメインネーム及び無制限のメールアカウントの発行などをパッケージ化して提供します。
<2>グループウェアパッケージ
掲示板やスケジュール管理など、企業の日々の業務を効率化するためのアプリケーションソフトをネットワーク上で提供します。
<3>映像配信パッケージ
コンテンツの容量が大きく、またネットワークへの負荷が高いコンサートのライブ中継等の動画コンテンツや音声コンテンツをインターネット上に効率良く配信します。
<4>CRMパッケージ (CRM:Customer Relationship Management)
B to C型*1のインターネットビジネスを行う企業の顧客データベースや商品データベースの構築・管理、電子決済などOne to Oneマーケティング*2の実践をサポートするアプリケーションをネットワーク上で提供します。
*1 「B to C型」:商品などの売り手である企業(Business)の買い手(顧客)がマスユーザ(Consumer)であるビジネスモデルのこと。 *2 One to Oneマーケティング」:企業とその顧客の間で、情報発信と情報収集を繰り返すことで蓄積したデータをもとに、顧客ごとに新商品の紹介やアフターフォローなどを継続的に行うマーケティング手法。
<5>レコメンドパッケージ
CRMパッケージで収集したマーケティング情報を基に、顧客の趣味や好みを自動分析して、その顧客がホームページ等を閲覧する際に、お勧め商品等を自動表示します。
3.事業規模
会社設立3年後に、売上約30億円を目指します。
◆(参考)NTTスマートコネクト社のサービス提供イメージ図