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2022 福井大学医学部によるWithコロナ時代の実習生へのオンライン臨床実習における
「リモート聴診サービス」の提供について

2022年10月3日

お客さま各位

平素は、当社サービスをご利用いただき、誠に有難うございます。

この度エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社(大阪府大阪市、代表取締役社長:牧内貴文 以下、NTTスマートコネクト)は、福井大学医学部 病態制御医学講座 内科学(1) 山内高弘教授(以下、山内教授)が確立された、Withコロナ時代の実習生へのオンライン臨床実習において、「事業者向け聴診音伝達に適したブラウザベース音声・映像通信サービス(以下、「リモート聴診サービス」)」を提供させていただくことになりました。

1.福井大学医学部の教育について

福井大学医学部の教育においては、昨今の新型コロナウイルス感染症の猛威により、人と人との密な接触が回避され、臨床実習においても患者さんと接する機会が制限されている状態が続いています。

この状況下において福井大学医学部は、Withコロナ時代の実習生が十分な診察訓練をできない状態を打破するため、従来には無い教育方法の確立及び教育の質向上をめざしたいと考えておられます。

2.「リモート聴診サービス」採用の経緯について

山内教授は、Withコロナ時代における臨床実習生の訓練機会不足に課題を感じ、リモートでも従来の実習に遜色ない形で行える聴診機能を有した「リモート聴診サービス」に着目されました。

その後、患者さん、実習生、院内スタッフなど多方面とのコミュニケーションを重ね、運用方法の確立、院内の利用環境の整備など、約半年間の試行錯誤を経て、本サービスを採用いただきました。

「リモート聴診サービス」については以下のサービスサイトにてご確認ください。

https://www.nttsmc.com/auscultation/

3.Withコロナ時代のオンライン臨床実習について

外来診察や病棟回診の際、担当医は対面で患者さんに対して問診を実施し、心音・肺音・腸音を聴診します。その際、実習生は「リモート聴診サービス」を利用して遠隔から問診の会話に参加し、かつ担当医の聴取した聴診音を聴くことで聴診を実施します。担当医と実習生が聴診部位と音を共有できることで、聴診技術の向上につながり、リモートでありながら対面実習と変わらず患者さんを診察し、対面実習に劣らない効果が期待できます。

<オンライン臨床実習における「リモート聴診サービス」の利用イメージ>

サービスイメージ図

4.今後の展開

福井大学医学部では、山内教授を中心として、リモート実習の確立に加えOSCE※1による技能評価に向けた実践的なリモートでの実習の確立をめざします。NTTスマートコネクトでは、医療の現場で安心してご利用いただけるよう、ISMSの取得継続や、経済産業省・総務省が定めるガイドライン※2に引き続き準拠いたします。

※1:
OSCE(オスキー、Objective Structured Clinical Examination) 医学科の実技試験
※2:
医療情報を取り扱う情報システム・サービスの提供事業者における安全管理ガイドライン
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/teikyoujigyousyagl.html
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu18_02000001_00004.html

【お問い合わせ先】
・オンライン臨床実習に関すること
福井大学医学部 内科学(1)
山内
TEL:0776-61-3111(代表) 内線2290
E-mail:tyamauch@u-fukui.ac.jp

・「リモート聴診サービス」に関すること
エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社
ビジネス推進部
船江、瀧川
TEL:06-6147-5185
E-mail:biz-team_m@nttsmc.com

※受付時間:9:30~18:00(土日祝・年末年始を除く)

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