Case Study導入事例

リモート聴診サービス(事業者向け聴診音伝達に適したブラウザベース音声・映像通信サービス)

オンラインで「聴診」を行う
新たな選択肢

株式会社シェアメディカルが販売するデジタル聴診デバイス「ネクステート」と組み合わせて、聴取した患者の心音や呼吸音、医師と患者双方の映像をリアルタイムにインターネット経由で伝達することで、訪問診療が困難な場合でも、D to P with N(医師と患者をオンラインで繋ぎ、患者の側で看護師がケアできる形態)でより対面に近い診療が可能となりました。

聴診⾳デジタル化デバイス「ネクステート」×音声・映像通信サービス聴診⾳デジタル化デバイス「ネクステート」×音声・映像通信サービス
図:事業者向け聴診⾳伝達に適したブラウザベース⾳声・映像通信サービス図:事業者向け聴診⾳伝達に適したブラウザベース⾳声・映像通信サービス

さまざまな課題解決に貢献します

  • アイコン:医師不足地域での定期診療
    医師不足地域での定期診療

    医師不足により訪問診療ができない地域、在宅治療の患者さまが多い地域で診断機会を増やすことかできます。

  • アイコン:コロナ患者などへの非接触診療
    コロナ患者などへの非接触診療

    新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染病患者さまへの非接触診療が可能となります。

  • アイコン:介護施設等の医療サポート向上
    介護施設等の医療サポート向上

    介護施設などでの診療サービスなど、利用者の健康管理向上にお使いいただけます。

  • アイコン:地域での医療報共有
    地域での医療報共有

    地域医療のICT化、情報共有を進める自治体向けにお使いいただけます。

  • アイコン:医師間でのデータ共有
    聴診音録音機能による診療品質の向上

    過去の聴診音との比較による容態変化の把握や、医師間でのデータ共有が可能です。
    また、録音した聴診音を臨床実習や講義等の復習に役立てることができます。

サービス概要

本サービスおよび「ネクステート・シナプス」の概要はこちらの動画をご覧ください。(2分)

ご利用イメージ

訪問診療を例に、「ネクステート・シナプス」で実現できることを具体的にご紹介しています。
詳細はこちらの動画をご覧ください。(4分30秒)

導入事例

はちのへファミリークリニック理事長 小倉 和也 先生

青森県八戸市の「はちのへファミリークリニック」理事長 小倉和也先生は、訪問診療や、新型コロナウイルス感染症疑いのある患者さまの診察において「ネクステート・シナプス」をご活用されています。

Q. はじめてネクステート・シナプスで聴診したとき、どう感じましたか?
最初にあてた時は、こんなに聴こえるんだなと思いました。正常な呼吸音が強く聴こえるという感じでした。離れていても、しっかり聴こえるんだなと、ということが感動的でした。
Q. ネクステート・シナプスを導入したことで、訪問診療は変わりましたか?
私が外来をしているときに、患者さんの状態に変化があって、訪問看護を呼ばれたさい、聴診してどうだったかというのを聞きたくなるんですが、それを正確に表現するのが医師、看護師にも難しい。呼吸音の強弱や、雑音そのものがどれだけ強いを表現しにくい。特に誤嚥性肺炎の場合は雑音というより肺の音が小さくなることが初見としてあげられるので、言葉で表現するのが難しい。自分の耳で聴きたいと感じていました。
それがネクステートを当てていただくとその場で判断できるということで、患者さんにとってもメリットが大きい。高齢の在宅の患者さんの場合、普段からの比較が重要ですが、普段と比べてどうかと言葉で表現するのが非常に難しい。
コロナの状況の中で、施設は必要な時しか行かない場合でも、時々、オンラインで聴診している方であれば、違いに気づくことができます。それが、こちらが行かなくても必要な時にリアルタイムで確認できるメリットが大きいと感じています。
今までは聴診ができないような状況で指示を出したりしていましたが、医師と患者の関係の中で聴診器を当てるというのは信頼関係の要なんです。それができる環境というのが非常に患者さんにとっても安心感を持っていただいていると思います。
Q. コロナ禍でネクステート・シナプスどう貢献したか?
今まで70人くらいの自宅療養の患者さんを担当してきて、パルスオキシメーターだけでは正確に病状が把握できないので、オンライン聴診をすることで、経過を見られたという方が何人もいらっしゃいます。そういった意味で、適切な判断をオンライン聴診も活用しながらすることによって、地域の医療資源を有効活用して活かせてているのではないかと思います。
Q. ネクステート・シナプスで今後、地域医療はどうなるか?
もともと八戸では、八戸市の在宅医療看護連携推進事業の一環として、ICTによる情報共有の仕組みを展開していて、訪問看護の時に、こちらとつないでオンラインで診察をして、この時に聴診も出来ればいいだろうと常々考えていました。医療資源が特に地方などでは少ない中で、これがあることによって地域の方が安心をさらに高めていく地域づくりがより進んでいくことに期待しています。

小倉和也先生のインタビュー詳細はこちらの動画をご覧ください。(9分)

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